マイアミ午前5時 再考


聖子様のカラオケ♪まだ引きずっててスミマセン。


最近しつこい位にこの歌をi-podでリピしています。
この歌ほど聖子ちゃんのキャンディボイスがキラキラ☆輝いている曲はないなーっと。
『マイアミのごぜんーーん、ごじぃ、車の来ないみぃーっちの、しろいセンターラァーイン』
節ごとに微妙に裏返ってキュートにハネ上がる。
あまーい『ら』行、吐息の『さ』行。
『海辺の三叉路』の『さんさろ』だけでも、マネ出来ないんです。
昨日、自分で歌ってみてガックシ。
まぁ、元々女子にしては声低いですし(吉川晃司のキーがちょうどいい位ですから)
聖子ちゃんの曲もどっちかっていうと、三原順子系よりのハスッパな感じの方が
(『Je t'aime』とか『ロックンロールグッバイ』)が得意。


まぁそんな自分のボイスだったのに、なぜ鳥肌が立ってしまったかと言いますと、
昨日、『マイアミ午前5時』歌いながら、ハッと新発見してしまったんです。
ほんと今更なんですけど、『生きる世界が違う』って言ったのは彼の方なんですね。そうだよね?
あーバカバカ、なんでこんな事に長年気付かなかったの???


女の子は街のお嬢様、彼は海が好きなブルーカラーの仕事の男性?
あまりにも住む世界が違う二人。
だから『街に帰る私を優しく引きとめて欲しい』んだ。
『初めて出会った瞬間に傷つく日を予感』してたっていうのはこの事なのね。


街のお嬢様は朝が明ける前に家に帰らなくちゃいけないんだね。
引きとめてくれたなら『かばんを投げだして』彼の胸に飛び込みたいのに。


歌いながらこれに気づいて、ぶわーっと映画のように世界が浮かんできて
せつなさで胸がパンパンになりました。
深いわ、松本隆センセイ。
いやー、それとも私が浅すぎた?


明日も聴こーっと。
皆様もぜひ。
出来たらi-podで聴くのが良いと思います。
あまーい『ら』行と吐息の『さ』行がすっごくくすぐったいけど、
聖子ちゃんの絶妙なバランス加減、耳で直に聞き直してみて下さいませ。