自己ベスト更新!

shimadora2009-04-05



今年も桜の季節が巡ってきました。
そして今日は幸手市さくらマラソン
シマドラのランニング人生の記念すべきレースデビューが昨年のこのマラソンでした。
1年の間で16km→ハーフマラソン→27km→フルマラソンと走行距離も伸びました。
去年のこのレース前はそれまでの最高走行距離が12kmだったんですよ。
それじゃ、今や練習でも16kmは走れます。*1
人間の身体ってスゴイよなぁ。
変われば変わるもんです。


が、しかし油断は禁物。
先月のフルマラソン完走後、少しスピード練習しようと思って、
ダッシュなぞやってましたら、やっぱり膝と尾骶骨付近*2をガッツリ痛めてしまいまして、
レース前に整形外科でドーピング*3しなければならない状態に。
おまけに会社で不当と思えるムカつく出来事に精神的にも不安定。


去年はまだランニング用の時計も買ってなくて、
がむしゃらに前半飛ばしてしまい、後半まで持たず12km過ぎからはあとから来たランナーに抜かれに抜かれ、とにかく『早く終われ、終わってくれ』って思ってました。
翌日の筋肉痛もハンパなかったなぁ。


せっかく走ってるんだからやっぱり結果出したいって思うじゃない?
去年の記録は超えたいよね(1時間32分00秒)
そしたらなんだかソワソワしちゃって、トイレに3回も行っちゃって。
落ち着けよ、ドードー
ストレッチもそこそこにスタート時間となってしまいました。
花火の音にいやがおうにも興奮してきます。
ランナーから『ウォ―』という歓声と拍手が沸き上がります。
この瞬間がホント好き。
何に例えたらいいですかね。
コンサートの始まる前みたいな感じかな。


スタートの直後はノロノロ
名物、権現堂の桜並木入り口では道幅が狭くなるので、ランナー渋滞。一瞬立ち止まる。
でもしょうがないね。
この素晴らしい桜並木を独占させてもらうんだもん。
『さ〜くらが枝にさ〜くころ〜は♪』って脳内聖子カラオケ*4発動しながら
1キロ続くわたって続くこの桜のトンネルを走ってくぐり抜けます。
ほんっと〜に日本に生まれて良かったと思う風景です。
フツーのお花見客用に出店も準備されていて、ソース系のいいニオイがたまらない。
今日、終わったら何たべよう?
お好み焼きもいいね〜
ま、だいたい走ってる時は食べ物のこと考えてますよ(笑)


大噴水のある行幸湖を抜けて、橋を渡る時に
『ゲストランナーの浅井えり子さん通りま〜す』との声が。
ソウル五輪日本代表選手ですよ。
この間の東京マラソンでもお見かけしました。
150?あるかないか位の小さな方なんですよね。
スタート時点でみんなに『行ってらっしゃ〜い』と手を振っていたので、
わぉ、一番後ろから走ってきているんですね。
嬉しいなぁ。
走りながら、ランナーとハイタッチしてくれるの。
私もタッチさせて頂きました。
なんかご利益ありそう。
浅井さんにちょっとでも着いて行こうという気持ちになり、
少しペースアップ。
しかし、すぐにお姿は見えなくなりました。
そりゃ、元オリンピック選手にしたらこれはジョギングペースなんだろうな。
でもなんか元気になった。


権現堂の桜並木を今度は逆から見て走行します。
菜の花畑が広がります。
菜の花の黄色とその向こうに見える桜のピンク色、
まるで絵葉書から切り取ったような美しい色のコントラストに
思わず「キレイ」とつぶやいてしまいました。
そしたら、隣のおばさんがこっちを見ました。
あ、ごめん、残念ながらおばさんの事じゃないんだよね(爆)ごめんね〜
ここの道が砂利道でちょっと膝にキツかったけど、風景に癒されました。


さてさてまずは目指せ8.5キロの関門。
ここで足切りだけはぜ〜ったいに許されない。
ただ距離表示が今ひとつ分からない。
いつもより早い…と思うって感じで不安でした。
第2給水所で『ここ何キロ地点?』と聞いてみたら8キロというので
時計をチェキ。あ、全然余裕だ。良かった〜ホッ。
結局、関門は52分で通過。
…とその頃、花火の音がバンバンと聞こえました。
す、すげーもうゴールした人がいる。
どんだけ早いんだよ〜


関門は無事に通過しましたが、交通規制ポイントがあるのか
10キロ前の交差点で「あと30秒で車2台通しま〜す」って声が。
「なんだよ、それ。聞いてないよ」と心の中でつぶやきながら
「あと20秒」のカウントダウンに「ええぃ、待て!通らせてくれ!」
っと猛烈ダッシュをかける。
自分でもビックリする位のダッシュが出来ました。
あとがコワイなぁ〜っと思いましたが、これでちょっと欲が出てしまったのも
事実でございまして、「ひょっとしてこれは1時間30分切れる?」


そうなると負けず嫌いの血が俄然騒ぎ出し、
とにかく若干早めのこのペースを崩さないことだけを考えて走りました。
2回目の今年はコースも分かってるから「あと何キロ」の感触が
分かっているぶん、楽でした。
12キロあたりであるおじさんに「お姉ちゃん、おいていかないで〜」って
言われましたよ。「負けませんよ〜」とワタシ。
「今、何分?」(時間聞きたかったのかな?)
「1時間9分」
「頑張れば1時間半切れるね」
「はい、目指します!」
そして、おじさんをおいて(笑)もう一段ギアを入れました。
だんだん息が荒くなってきてるのが自分でも分かります。
ハァハァ、ハァハァ。
肩を下ろして少し深呼吸。
脚は大丈夫。イケる。
いや、ダメかも。
いや、イケる。
しばし、心の中で葛藤。
この状況から解放されるには止まるか早くゴールするかしかない。
今は我慢の時。がまん、がまん、16キロはそんなに遠くない。


14キロ地点で1時間19分。
あと2キロを11分か。
耐えろ。腕を振れ。
あー、アゴが上がってきてる。腹に力いれろ!
前の人が私の息遣いで道を開けてくれる。*5
あと1キロ。
Yes!なんとか射程距離内?
脚がちょっと重い。
前の若造についていけば大丈夫か?
必死に食らいつきます。
実にスリリング。


最後の競技場に入ってから、若造を抜きました。
16キロでダッシュかけられる。
アタシ、やればできるじゃん!


そして10マイル、ゴール!かなり心臓バクバクもんでした。
手元の時計で1:29:45 やったぁ〜!
でもスッゲー嬉しい。
大人になって「やったぁ」なんて思う瞬間ってそう滅多にないよ。
一人WBC状態だよ。
感動した!


ICチップ計測のタイムは1:31:17
グロスタイムなので残念ながら1時間半は切ってませんでしたが
ネットタイムなら切ってます。
ま、それほどのロスタイムではないので
来年はグロスタイムでも1時間半切れるように目指します。
去年よりわずか43秒早かっただけだけど、1キロ5分42秒→1キロ5分39秒に縮まった計算。
さすが、A型。細かいっすね。まぁ、いいの。自分の備忘録だからね。
自分で気持ちよく楽に走れるスピードが大体1キロ6分20秒だから
コレ、かなり頑張ってるのよ。時速でいうと11キロくらい。いつも9.7キロ位だから。
反省点はもっと早くスタート列に並ぶこと。
マナーは守りつつ、自分より遅いと思ったらすみませんと言って抜くことかな。
ほら、私ってばちょっと遠慮っぽいところがあるじゃない?((本当かよ))


そして、ねぇ〜♪
聞いてね私の大きな夢、誰にだって言えなかったけれど♪
発表します。ジャカジャン。

1.ハーフマラソン2時間切り
2.フルマラソン4時間20分切り*6
3.サロマ湖100キロマラソン挑戦!

3はかなり勇気の入る挑戦ですけど、あと5年真面目に走ったらできると思う。
大丈夫よ、わたしはやると言ったらやっちゃう女なんです!


ガッツリ日焼けしちゃいましたけど、気分爽快。
今年のお土産はタオルでした。

うふふ、ちょっと使うのに勇気がいるけどねー。
せめてローマ字なら…と思いますが、
あんなに沢山の方に(ほとんどボランティアでしょ?)
スムーズに運営してもらってこんなにいい気持ち走らせて頂いて
感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。


今日のお昼はマックのクォーターパウンダー

1000キロカロリーは消費してるハズだからいいよね?

そして夜はこれで乾杯しちゃうわぁ。

*1:それなりに苦しいよ。もちろん

*2:大臀筋が弱いのか、そんな所も痛くなるんです

*3:痛み止めの注射&ニンニク注射

*4:制服

*5:今思えばひょっとして昨日の参鶏湯のニンニク臭を漂わせていたのかも、ごめんちゃい

*6:サブフォーと言わないところが堅実。夢なのに