後編
彼の疾走の行く先が『カリギュラ』だったのは必然に思えてきた。
溜めに溜めたエネルギー、蜷川さんがこの状況を見抜いていたの?
だとしたら、やるなジジィ。
舞台の美味しい場面もかなり紹介されていてまたノックアウト気味。
それにしてもあの緊張感、息をするのも躊躇われる。
マジで咳払いとかすんなーって思うよ。(しょーがないんだけどー、風邪の季節、見る側も気をつけましょう!)
絶対おかしな論理なのに、いや、ただアイツ狂ってるでは済まされない、ヘタすると納得しそうになってしまう。論駁されそう。
美しさでも強さでも論理でも勝てないなんて、
もうひざまづくしかないだろう。
手に入れられるものが多くなればなるほど、深くなる孤独。
カリギュラと小栗君が重なって見える。
先日のフライデー報道。
本人のケータイブログのコメントが突き刺さります。
明後日、またBunkamuraにて煮えたぎるマグマを観てまいります。