貧乏舌のグルメ評論

shimadora2006-05-24



…っというワケで『イベリコ豚の会』です。
隔月くらいで開催している三十路女子の集いです。
カロリーは気になるので食事前にとりあえず気休めでゲルマ温浴30分。
はぁ〜たっぷり汗かいたわ。これでひと安心。


場所は銀座中央通りシャネルの裏にある『タブリエ』というイタリアン。

バール・エ・リストランテ タブリエ(銀座/イタリアン(イタリア料理)) - ぐるなび


目の前に日本で最初のキャバレー『白い薔薇』というのがあります。すごいレトロな雰囲気。


さ〜て、何から始めるかな。
まず食前酒のチョイスはキールロワイヤル。う〜ん、とても良い香り。シャンパン+カシスできれいな紫色。
久々のシャンパン美味しいっす。
前菜は3種盛り合せ。
魚介のサラダ、キッシュ、フォアグラのテリーヌ。テリーヌはムースみたいにフワフワしてます。おいちー。


次ぎはタケノコとラグーの塩味スパゲッティ。飲み物は白ワインに替えます。
むむ?ちょっと量が少な〜いじゃな〜い?
これは子供のスパゲッティ?
味も薄いなぁ。何?私は糖尿じゃないぞ。
タケノコはさっきの前菜でも魚介のサラダに混ぜてあったからなぁ。
ポルチーニ茸とかちょっとパンチの効いたキノコが入ってれば好みだったかも。


メインのイベリコ豚の前にもう一品。
リゾット+フォアグラのソテーのせバルサミコ風味。飲み物は赤ワインに。
時流の乗って『レオナルド・ダ・ヴィンチ』というワインを選択。これは美味しかったです。
香りは確かにあるけど渋みも強過ぎず(…ってワイン評論家?私のカラダにはワインが流れているとでも?)
ボトルで欲しいです。
で、お料理は…。うーん、フォアグラはフォアグラだけでいいんだけどな。
バルサミコソースがリゾットとそれほど合わない気が…。
むしろ、パンを出せ。パンを。そしたらバルサミコソース付けて楽しむのに。



そしてそして待ちに待ったイベリコ豚。
あら、期待より小さいわ。え?量が問題なの?アナタ?
『脂身も美味しいので是非お召し上がり下さい』とのこと。
それはそれはアツアツを頂かなくては、…っとはやる気持ちでナイフを入れる。
パクっ。
す、すみません。私には普通の豚肉のソテーと区別がつきません!
確かにクドくないです。豚特有の臭味もありません。
しかーし、これがドングリだけ食べてストレスフリーで育った豚なのか???
私の作るアップルハニーソースの豚ソテーの方が美味いと思うなぁ。
何が問題なのかなぁ?味付け?味はシンプルな塩コショウでした。
素材の良さを引き出す為にあえて味付けは抑え目に…ってアレかい?
確かに脂身をパクっといける豚は少ないけどね。
やっぱり外で食べる肉は『豚』じゃないなと。私は『牛』か『鶏』が好きなのだと実感。


…っとここまでを1時間で出されてちょっとせわしない。
遅刻したこっちも悪いんだけどね。


『次、ドルチェすぐ出ちゃうんですか?』と言ったら、
やんわり『10時がラストオーダーなので…とりあえず、出すだけ出しても良いですか?』と結局出された。
ドルチェはシンプルな生クリームの入ったロールケーキでした。
そして、飲み物が付いてませんでした。
コーヒーは別なのね。東京はこういうことろが本当にケチだぜ。


コースが4,500円のところ、3,500円に釣られて行きましたが、
ま、結局飲んだので6,000円くらい。
飲み物はとても美味しいと思いますが、料理は期待したほどではなかったなぁ。
フォアグラとかイベリコ豚とか良い食材使ってはいるんだけど、同じ食材を使ったり、
良が少なかったり、コーヒーがついてなかったり、ちょっとセコさが目立ちました。
いかに利益を出すかみたいなのがチラついてました。
ま、楽しいお友達と行ったのでそれで帳消しにはなったけど。


お店のスタッフさんはつかず離れずよい感じでした。
ビルの地下1Fなので、携帯が見事に入りません。
お客様は大人が多くて、ひっそりしたい方には良いかも。


家に帰ったら、ダンナの残したとんかつの残りがあって、一口頂きました。
チープなソース味ながら、あ、私はコレでいいやと思った次第です。
まさに貧乏舌。


こんなグルメ評論誰も参考にならんな。