荒川市民マラソン 完走しました!

shimadora2009-03-15



ついに42.195キロの扉を開けてしまいました!
自分で自分に「惚れてまうやろ〜」って感じ(爆)
いやぁ、こんな達成感いつ以来?
まさに「ヤッター!」って感じです。

昨日の夜は興奮してあまり眠れず、やや睡眠不足のまま走りだす事に不安を覚えていましたが、
あの有森さんだって銅メダルの前夜がほとんど眠れなかったんだって云い聞かせ朝の6時から準備に取り掛かりました。
まず朝風呂に入ってからストレッチ。
大きなおにぎり2つと豆乳が朝食です。
ここでまずアクシデント発生!
おにぎり食べたら何か「ガリッ」って固いものが出てきたんですよね。
「えっ?」って慌てて出したら、なんと下の銀歯(かぶせもの)が取れちゃったの。
幸い、痛みはないので良かったんだけど、笑えた。なんでこんな日に。ね〜


家を出るとすぐ出場するらしきランナー夫妻と出会い、挨拶を交わしました。
ベテランランナーさんらしく今回で10回目だそうです。
「タイムはどの位狙ってるの?」「早ければ4時間半で遅くとも5時間以内」
「私も初マラソンは5時間以上はかかっちゃったわよ。あなたはしっかり練習してるみたいだから大丈夫よ。」
と嬉しいお言葉頂戴しました。他にも色々細かいアドバイスを頂いて緊張がほぐれました。
お礼を言えなかったのでこの場でありがとうございます言わせて下さいね。


いつもは静かな荒川もランナーでごった返しています。
なんせ15,000人エントリー。
荷物置き場に私物を預けるだけで長蛇の列。トイレもまた行列。
ひゃー、レース始まっちゃう。
…っとかなりアセアセしながら荷物を置いたのですが
でも、ここで私の失敗その1でした。
その理由はあとで書くとして、
9時スタートギリギリに列に並ぼうという時に、アクシデントその2が。
左のランニングシューズに何か小さい小石が入ってる〜!!
なんで、こんな間の悪い時に。
でもスタート前に気づいてよかった。
いったん、シューズを脱いで異物を取り除きスタンバイ完了。
スタートはのろのろ。ゲートをくぐるまで20分位はあったでしょうか。
本当は完走タイムに合わせて並ぶのですが、もうランナーのレベルはめっちゃくちゃ。
3万人が走る東京マラソンなんてどうなっちゃうんだろう??


スタート地点であるおばさんの応援が耳に入りました。
『元気に帰ってらっしゃい!』
そうだねー、帰ってくるんだよ。ここに。
うん、絶対帰ってくるよ。胸に誓いました。


前日の猛烈な風がウソのような快晴。
ドラえもんのような青い空のもと超ゆっくりペースで走り出しました。
日差しがかなりキツイです。
河川敷特有の風にかなり神経質になっており、ウィンドブレーカーを脱がずに参加してしまい
結果、2キロ位ですぐ暑くなってしまいそれをずーっと腰に巻き付けながら走らなければならなかったこと。
荷物置き場に置いて行けば良かったー。大後悔。マラソンは身軽が一番だよ。
そのため第一給水所でゼッケンを付けかえなければならず、しょっぱなから時間のロス。


でも、早いうちに仕切り直しができたので気分も落ち着き再び走りだすことができました。
が、タイムはキロ7分以上のスローペース。
ランナー渋滞と言えるぐらい、列がほどけなくて思うように前に進めない。
体力は温存できるけど、ちょっとイライラ。


そして第2の失敗はまたトイレ。
なんですかねー、やっぱり緊張しちゃうのか
走って揺れて、内臓の活動も活発になっちゃうのか
もぞもぞしてきたんで、スッキリすることに。
でも、トイレもどこも並んでて我慢していたんだけど、
3人ぐらいしか待ってないところ見つけたので12キロ地点ですかさず入りました。
ふぅ。これでひとつ案件はクリア。


さ、ここからは本格的に走るよ〜
17キロ位ですでに折り返してきた人たちとすれ違います。
当然先頭は2時間台のエリートランナーたちです。
そのスピードたるや、私の全速力よりも早い感じ。
しばし、「スゲー、スゲー」っと羨望のまなざしで見つめながら走ってました。
あれだけのスピードで駆け抜けるだけあって、どの人もつらそう。
どんなにトレーニングを積んでも苦しいのがマラソン
でも、そこがいいんですよね。
楽に走れる人なんていない。
地位があっても名誉があっても、老いも若きも、男性も女性もみーんなちょっとはツライ。


15キロ〜20キロのラップタイムは33分11秒。
う〜ん、遅い!
この間の河口湖より1分近く遅い。
…っという事は早くても4時間40分くらいか?
遅いと5時間以上かかる。
ヤダー、だめ。
打倒、安田美沙子なのに。


ハーフを折り返したあたりからやや脚が重くなってきましたが、
まだ元気。イケる。気持ちは前向き。
しかし、タイムは正直。
25キロまでの5キロが35分まで落ちています。
わー、やっべー。キロ7分じゃないの。


焦る気持ちとは裏腹にだんだんお腹が空いてきて、
3〜5キロごとにあるエイド毎に、ちょこちょこつまんでしまいます。
「あ、レーズンだ」
「わーい、オレンジ食べておこう」
「ん?アンパンもある。」
「おにぎり?うん食べる食べる」ってな具合。
おいおい、ここはデパ地下の試食コーナーかっ?
食い意地張り過ぎだっつーの。


エイドに寄るごとに当然少しは歩いてしまうワケでスピードも更に落ちます。
そしていつも間にか、5キロごとに計っていたタイムをうっかり計り計り忘れる始末。
ワタシは何より集中力を鍛えるべきだわ。


そんな反省もしながら、またしても魅力的なエイドが。
そう、36キロ地点魅惑のシャーベットコーナー!
私はほどよく溶けてるオレンジ味をチョイス。
澄み切った青空をみながら、食べるシャーベットは格別。
すんげー爽快感。超キモチイイ!
乾いた喉にこの冷たさと甘さが染み込むぅ。


さ、ご褒美も貰ったしあとは走りきるのみよ。
もうかなり歩いている人も多いので、ここはグイグイ抜いていきます。
私より鍛えてそうな男子とかチャラそうな女子とか*1
ターゲットロックオンしたら、追跡して抜くという事をゲームのように
繰り返し、気づけば40キロ。


ヒャッホー*2
っと思っていたら、なんと70歳は過ぎているであろうと思われるオバアに抜かれたんです!
ゲッ、やばい。かなりやばい。
ワタシ、このオバアのスピードより遅いんだ。
自分ではスピード落ちながらも、ピッチは刻んでたつもりだったんです。
シマドラ、ここで負けるワケにはいかないでしょー。
必死に食らいついて、抜きました。
私も健康で長生きして、いつか若い子たちをこうやって驚かしてやると心に決めました。


あと2キロが1キロになり、いよいよゴールゲートが見えてきました。
でもあと500メートルくらいが一番長く感じました。
まだ着かない。まだ着かない。
必死にもがくように走りました。
ゴール100メートル位は色んな人が声をかけてくれます。
そしてついにフィニッシュ!
最後は万歳して笑顔でゴールできました。


手元の時計で4時間49分でした。
正式なタイムはこれから届くので誤差があるかもしれませんが、初フルマラソンにしてはまぁまぁかな。
自分の力をきちんと出して、ムダな事を極力除けば4時間半は切れると思います。
ゴール後の体脂肪測定では17.5%というスバラシイ結果が出ましたが
体重はあまり変わってませんでした。食べ過ぎですね。


意外とカラダは元気で、その後1時間くらいウォーキングして
応援に来てくれた母親とスーパー銭湯に行きました。
顔が埃と塩でジャリジャリしてました。
そしてスゴイ日焼けをしている事に気づきました。
3月なのに首のところまるーく焼けてます。顔も赤いです。
ジェットバスが気持ち良くてなかなか出れませんでした。


帰ってきたら底なしの食欲がまた復活してきてピザ6枚食べちゃいましたよ。
明日からはちょっと休息…っといいたいところですが、
4月5日にまたレース出るので(16キロ)流されないようにしなきゃ。
もう病みつきですなー。


レースを楽しめたのはスタッフさん、ボランティアさん、応援の皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。
今日はいい日だ。


R2C2、1回増やしてもいいよね?
チケット買うのはあくまで自分だけどー(笑)


写真は「完走ラーメン」のりがステキでしょ?

*1:見かけ判断ですみません

*2:あみだババァ風。例えが昭和デス。