東北旅行4日目　最終日

shimadora2008-08-12

あ〜もう最終日だ。
エアコン要らずのこの生活がもう終わりか。
3泊４日の東北旅行、本日が最終日。
今日も歩くぜ！

…っとその前に、泊まった宿のお話をば少し。
昨日は『不老ふ死温泉』という温泉好きにはかなり有名なお宿に泊まりました。
ここは波打ち際に温泉が掘ってあり、まさに日本海にザブ〜ンするような気分で
温泉に浸かることができるのです。
波打ち際にはひょうたん形をした混浴（といっても男性と子供）のお風呂と楕円形の女性用のお風呂があります。

中は写真を撮るわワケにいかないのでＨＰ見て下さい。
http://www.furofushi.com/links/spa.html
海に向かって入るお風呂というのがワタクシ初めてでございまして、
こんなに開放感があるものとは思いませんでした。ぷはぁ〜
昨晩は夕日が落ちたあとの夜になる前のピンク〜ブルーのグラデーションのお空を見ながら旅の疲れを癒し、
朝は真っ青な空をみながらチャプン。
舐めるとちょっとしょっぱい+鉄分の味がします。
かなりお湯が熱いみたいで水で薄めているらしいです。
ただ一つ難点はこの時期東北は「アブ」「ブヨ」といった虫が多いこと。
お風呂に浸かっていい気分になっても、時折耳元にＦ1レースのような音がするのです。
そして、吸血虫ブヨには注意しながらササッと着替えたつもりでしたが、
帰ってきたら10ヵ所以上刺されていました。でもその時は気付かないんだよなぁ。
2日位たってから赤くなって、只今猛烈にカユイです。
でも旅館が飼ってるワケじゃないから仕方ないッスね。

元気に朝食を食べてさぁ、レッツゴー！
今日は十二湖をめぐります。
十二湖って云っても本当は33湖あるらしいんだけどね。

メインの青池近くまでバスで行っても良いのですが、ここはやっぱり歩きます。
十二湖の駅から30分位歩くと日本キャニオンが出てきます。
ま、キャニオンって云ってもね、ですが。

テクテク歩き続けると湖がポコポコ出現します。
ちゃんとボートがある大きな湖もあったりして。
1時間位あるいたかな〜だんだん森の中に入ってきます。
たくさん湖、池はあるのですが、印象に残っているのは2つ。

沸壷の池
そして

青池

その名の通り、まさに青い池。
インクを落としたかのような青と形容されていますがまさにその通り。
吸い込まれそうな青です。
落ちた巨木もそのまま

なんでこんな色になるんだろう。不思議だ。実にミステリアス。
美しい女神様が現れて「おまえが落としたのは金の斧か？銀の斧か？」と聞いてきそうです。
落ち葉が無ければもっとクリアに見えるんだけどな〜

青池に分かれを告げて
さぁ、いよいよファイナルトレッキングです。
まだ登るのぉ？
ハイ、そこに山があるからぁ。
麓から崩山940m（名前がコワイです）に登り、上から十二湖を見るのが本日のメインイベントですから！

昨日の山とは違って草はボーボーではありませんが、
道幅は広くないです。
疲れが残っているのか、歩みが遅いです。
しんどいです。
が、休憩する場所もなく…
アブがブーンブーンうるさく飛び交うのにも閉口する。

しかもダンナはそんな私にお構いなしにズンズン進んで行っちゃうし。
こっちはオマイの水も背負って歩いてるんだぞーっ！
チクショー！
だいだいいつもそうなんだよ。
振りかえる事もしないで歩くから、すぐ姿が見えなくなっちゃうんだ。
あんまり看板も立っていないので、二股に分かれていてもよく分からない。
そういう地点で待っていて欲しいのに、ほんと気の利かないヤツだ。
A型らしい気配りを見せろ〜
オイ、山を降りたらタダじゃおかないからな。プンプン！

怒りのエネルギーを歩みに変えて踏み出します。
あ〜キツイ。
情けない。
こんなんじゃ、本当の山なんて登れないんだろうな。
すれ違ったオジさんにあと5分位だよっと言われるまで
ずーっと下を向いて歩いていました。

しかし、この展望を見たら疲れも吹き飛ぶというものです。

イェ〜イ！
どこがどこの湖だか良くわかりませんが、確かに湖が見えます。
遠くに日本海も見えます。素晴らしい眺望です。
崩山という通り、大きく山が崩れていてちょっとビビリます。
ここは大崩（694m）でここから更に登ると崩山の山頂（940m）
さらにそこから大峰岳（1020m）を越えると白神山地の白神岳（1235m）まで
行くことができます。
が、これ以上は危険です。
ガイドさんナシでは無理です。
694mでは高尾山と変わらないのでちょっと悔しいですが、
ま、次回もっと準備をして登るとしますか。