実は鉄子?


お風呂に入ってさっぱりした後は、バスに乗って弘前まで移動。
すっかり弘南バスにも乗り慣れたな。
最初は小さくてビックリしたけど。*1


弘前からは旅の楽しみでもあった五能線リゾートしらかみ』に乗車。
日本海に沈む夕日を列車から見るという計画を立てた為に、わざわざかなり遠回りします。
時刻表調べて、夕日が沈む時間計算して、切符発売日に出社前みどりの窓口行って、
乗る車両と乗る席(海側)まで指定するというちょっとしたオタク的計画。
五右衛門期間中大変だったのよ。ホントに。
かなりの寝不足になり、もはや計画しているだけで行った気分に。


雨女なのでお天気だけが心配でしたが、今日はパーフェクト。
リゾートしらかみ6号』の車両は『橅(ブナ)』グリーンの車体です。
リゾートしらかみは3兄弟なのでブナの他、白神山地の鳥をイメージしたオレンジの「くまげら」と十二湖をイメージした青の「青池」がいます。
旅の計画は人任せだったダンナがここにきて俄然やる気モードに。
真剣に車体の写真を撮りまくります。

嬉しい事に先頭車両の運転士さんの後ろに一段高い席が設けられていて
運転士さん目線で見れるんですねー。

誰かが独占することもなく、お客様が交代交代その席に座るのが微笑ましい。


と、鯵ヶ沢でストーップ。
カメラ片手に一斉に反対側ホームに走りだす人々。
そうです。ここでリゾートしらかみ三兄弟のうちのひとり「くまげら」が並ぶのですっ!

す、すばらしい光景☆
子供のようにはしゃいでしまいます。


さぁ、一仕事終えて席につくと
何やら空が鳥でいっぱい。ちょっとヒッチコックっぽい。
でも鳥のお腹が白くない?なーんて話してたら
ザ〜ン!出ました!日本海
あ〜さっきの鳥はカモメだったんだ。
ドラマチックな日本海出現に乗客からうわぁ〜っと声が上がります。
きれいだなぁ。
ボキャ貧なんでそれしか言えないのですが、本当に綺麗です。


そして見とれているうちに日も傾き初め…今度は夕日の撮影大会。
しかも嬉しい事に夕日ポイントの所でこの列車は速度を落としてくれるんですねー。
日本海というと波がこう、ザッバーンザバッーンって、それで△のマークが出て
…ってちっがーう!
いや、波の間に間にいのちのぉ〜花がぁ〜二つ並んでさいィ〜ている〜(兄弟舟)
みたいなイメージだったのですが、本日はいたって穏やか。
白い波も立ってません。


夕日ってこんなにキレイだったかな。
そう云えば夕焼けなんて仕事中は見ないもんなー。
しばし見とれるワタクシでございました。

種類は違うけど胸に迫ってくる感じは京都の紅葉と並ぶ美しさです。
みんな、もっと東北に行くべきだと思うわ。


トンネルに入って夕日が見えなくなってしまう間、リゾートしらかみクンは天井が銀河になりギャラクシーEX演出をしてくれます。


ちょうど夕日が沈むころ目的地の『ウェスパ椿山』駅に到着。
宿の送迎のおじさんが夕日の沈む時間に車を止めてくれました。
『今日は太陽、本気モードだね』って。
主役の太陽さんがいい仕事してくれたおかげで
ワタクシも旅のプロデューサーとして一仕事終えた気分です。

*1:バスって言うか、マイクロバスなんだもん