落し物


今日、アクシデントで別ルートで帰宅を余儀なくされました。
すごーく、深く深く潜る地下鉄に行く途中、
なんかピンクのビニール袋が落ちてるな…っと思って
チラ見すると3分の2位食べちゃって膨らみの少ない『綿飴』の袋でした。
ま、ワタシは拾うでもなく、捨てるでもなく、ずんずんホームに
降りていくと、親子4人が何やら深刻な顔で話しています。
『どこまで持ってたの?』ん?ん?
ちょっと大きいお姉ちゃんは白い綿飴の袋を持っています。
困った顔をしているのは小さい妹さん。3歳くらいかな。


あぁ〜、ピン!ときました。落し主だ。
『あの〜ピンクの綿飴の袋探してますか?すごーく上の方だけど落ちてましたよ。』
っと伝えると親子4人で来た道を戻って行かれました。


そしてしばらくするとピンクのビニール袋を抱えて4人で
戻ってきました。
『ありがとうございます』って。


よかったね。


ちょっとしたことだけど、親子の『絆』感じました。
親も子も辛抱強いというか。
ワタシだったらあの長いエスカレーターを食べかけの綿飴の袋取りに戻る気にならないし、
何か他のモノ買うか(←一番ダメなパターン)、激しく叱責するかだと思うから。


そんなこんなで回り道にも意味があったと思えました。
こちらこそありがとうございます。