白鳥の湖


東京バレエ団の公演観に行って参りました。
ものすっごい風の中、長靴はいてバレエの殿堂?ゆうぽうとまで。


夏の水香嬢のチケット取れなかったからねー、
これは観たいと思っていたんだ。
それに『白鳥の湖』観るの初めてだし。
いや、マシュー・ボーンの『SWAN LAKE』は観たか。
でもオーソドックスな白鳥は初めて。
ストーリーは有吉京子先生の『SWAN』文庫本の3巻4巻で
抑えておきました。


ボンビーなので、2階席からの鑑賞。
でも充分堪能できました。
オーケストラの様子も良く見えます。


首藤康之さんの公演を観に来ていた水香嬢をチラリと拝見した
事があるのですが、ほんっとお人形さんみたいだった。
背が高くて、顔が手のひらに入るように小さくて、
お目目はパッチリ大きくて、人を惹きつけずにはいられない美しい容姿。
その恵まれた容姿にテクニックと感情がプラスされて
鳥肌ゾワゾワでした。


白鳥の時の手の動きが羽のように美しい。
肩甲骨の柔らかい動きに感動。
もちろん指の先までしなやかでした。
多くの白鳥がいる中でもすぐ分かるオーラ。
細いのにすごい存在感。
チュチュが一人だけちょっと違っているのも可愛かった。


鳥肌マックスは黒鳥の大回転。
あぁ、もうすぐやるなぁという時には会場まで緊張している感じ。
みんなだんだん前のめりになってる。
はじめのうちは1回、2回って数えてたけど、
ドゥーブルが入ったあたりから見入ってしまって
カラダの下の方から、鳥肌がザザーって上に向かって走ってきました。
顔のあたりまでその波が押し寄せてきて若干気持ち悪くなるくらい。
ドゥーブルは6回位入ったのではないかな。
勝ち誇ったかのように微笑みすら浮かべているように見えました。


王子のうっとり顔でオディールを後ろからあすなろ抱きも良かった。
あと、道化役のジャンプにつぐ、ジャンプ、ジャンプそして回転もお見事でした。
そしてなんと言ってもねー、白鳥の群舞がため息もので。
舞っていても美しいけれど、半円を描くように白鳥がズラーっと並んでいる
だけでもうっとり。


これで4000円は安い。
歌舞伎みたいに一幕だけ1000円位で観れたらもっといいなぁ。
欲張りすぎかなぁ。