初宝塚が初ベルばら
意外？宝塚は初体験です。
いつかは観たいと思っていたけど
『ベルばら』公演と聞いちゃ黙ってはいられない。
席は2階席だけど、ちょっと早い『母の日』ってことで、ママンにご奉仕。
今回役代わりで日にちによって色々と配役が変わるという事でしたが、
全然予備知識がなかったので、なんとなくお顔の好みで選ばせて頂きました。
初めて入る東京宝塚劇場。
うわぁ〜いきなりシャンデリア☆赤い絨毯の階段♪
もうスター☆の気分ですよ。
羽付けて降りたいよ。
年齢層は高め。
会場を同時に2Ｆのラウンジは一杯に。
なんかみんな慣れた感じで、ビデオが見えるテーブルに
おにぎりとか水筒まで用意して腹ごしらえしてるオバちゃん達。
微笑ましい。
2階席もなかなか。勾配がキツイので後ろでも良く見えます。
修学旅行生の軍団がいました。幸せね〜ベルばら修学旅行で見れるなんて。
さてさて、主演の朝海ひかるさんの開演のマイクアナウンスで幕が開けます。
凛々しい声がとても宝塚らしい。
幕に『ベルサイユのばら』の文字が電飾で光ります。わー豪華。
幕が開けるとピンクと水色の大洪水です。すごい、すごい。
観客も相当観なれているらしく、拍手も統率が取れています。
大丈夫かな。付いていけるかな。
ひときわ大きな拍手が上がったと思ったら大階段の中央にオスカル様がっ！
ひぇ〜カッコエエ。
そして娘役トップとアンドレが登場し、3人がオーケストラの近くにある
花道を歩きます。なおかつステップを降りてきます。
うわぁ〜、これは近くの席の人はたまらないですね。
それに絶対前方のファンの人達にはアイコンタクトしてると思われる濃密な感じ。
いいわねぇ〜宝塚。
スターだよをスターとして清々堂々崇められるっていうのはスンバラシ！
スターも自分の役目を分ってらっしゃる。これだからヅカファンは止められないんだろうね。
近衛兵たちもみんなカッコ良かった。シャキーンとしてる。
特にアラン役の水夏希さん、覚えておこう。
次回は水さんがアンドレらしいです。見たいなぁ。
衣装はブーツ祭りで過剰に反応してしまったわ。
みんな膝上までの長いブーツ。
これ、背が高くないと履きこなせないのよね。
トップスターは衣装のどこかしらが必ず光ってて☆
2階席からでもそのまばゆさに目がくらっくら。
娘役さんたちの衣装もベルばらってコトで限りなく豪華。
クジラの骨が入ってるようなボワっとした膨らみのドレス。
それがもう色とりどりでねぇ…うっとり。
衣装室行ってみたいわぁ。
舞台装置も目まぐるしく変わるし、裏方さんは相当大変であろうと思われます。
前半の最後、ペガサスに乗ってオスカルが登場するのですが、
これまた宝塚！って感じの演出で。
白いペガサスはクレーン車のようなものの先についていて
それが客席近くまで伸びてくるんです。
すいません。ちょっと笑っちゃってゴメンなさい。
だってクレーンがピンクだし、ペガサスにはピンクと水色のリボン付いちゃってるし。
そして金のキラキラ☆をパーッと散らし、前半終了。
30分の休憩中にベルばらチョコクランチを買いました。
そう言えば、お土産屋さんとかジューススタンドのスタッフの人もみんなピシっとしてる。
ここも清く正しく美しくの精神なのかな。
後半、前半の最後にオスカルが散らした金のキラキラは見事に掃除されていて
床もピカピカ、光ってる〜
物語はもちろん漫画で知っていたし、アニメは勿論ね。
映画を見た記憶もある。
ストーリーは知っていてもだんだんとクライマックスが近づいてくるにつれて
アララ…涙腺危うし。
そしてあの橋の上のシーン。
『アンドレー』（叫び）についに涙腺決壊です。
いやぁ、やっぱり魅せるね。
そして再び、ペガサス。
クレーン車じゃなくて、ペガサスの馬車ね。
ここでやっと気持ちが戻りました。すいません。
そして、宝塚になくてはならないフィナーレ。
ラインダンスはなんとフランス人形のコスチュームですよ。
赤と白のコンビの衣装が可愛いのなんのって。
後ろの白い大きなリボンがキュート。大きなお帽子もラブリー。
いつもはレオタードみたいのが多いっていうから、ベルばらはやっぱり特別なんだね。
最後は出演者全員、舞台に登場。
衣装が砂糖菓子のようです。お誕生日ケーキの上にのってるあんな色の洪水です。
そしてお約束の大階段。
オスカルはマントを着ていたため、あの羽はありませんでしたが
そこを貫いて最後までオスカルだったのは嬉しかったです。
揃ってるとか、セリフを噛まないなんていうのはもう最低限の事のようです。
でも、そこに行きつくまでの彼女達の努力たるや、すさまじいものなんでしょうね。
観ている方はディズニーランドに行ったかのような、夢心地の気分です。
魔法にかかりやすい人の方が楽しめるね。
休憩入れて3時間。
これで3500円ですよ〜
映画2回分より安いなんて信じられない。
ママンも喜んでいたし、ビバ宝塚！
また、夢に酔わせて頂こう。
