森の中の竜宮城


合宿2日目。
本日はちょっとロングコースです。
西湖(根場)〜青木ヶ原樹海〜紅葉台〜三湖台〜足和田山(1355m)の往復です。
紅葉台までは車で行って上がるっていう小学生でも行けるコースもありますが、
(かつて旦那はこのコースで遠足に行ったそうで)
ここはマッスルしまどら、より息が上がるコースで行きます。



樹海って聞いただけでビビりますが、
ちゃんと遊歩道コースもあって歩けます。

看板、ちょっと外れちゃってるけどー。


フィトンチットいっぱい、マイナスイオン出まくり〜
もののけテイストいっぱいです。
冷えて固まった溶岩の上に、どうしてだか不思議だけど木が芽を出し、その上に苔が覆い被さって、悠々と時を刻んでいます。
こうなるまで1000年。
ワタシには命の源がギュッと詰まっている場所のように見えるのですが、
こんな所で命を絶つ人が多いのは悲しいことですね。心の闇は森よりも深いんでしょうか。

溶岩が徐々にかたまって出来たんだーっとハッキリ分かる縄状の岩。
その間に堆肥が積もったフカフカの黒土。

日頃、ヒールで腰痛になった身体をここぞとばかりにほぐすように踏みしめます。
私のような腰痛の時は安静に寝ているより、動いた方がいいんだって。
身体にいい事してるんだぞーって歩くと、気分的にもテンション上がります。

お腹が空いてもこれは食べられません。


国道をまたぐと5分位で竜宮洞穴が現れます。
ここは結界がハッキリあるかのごとく、近づくとグッと気温が下がり、毛穴が立ちます。
階段の下には祠もあってちょっと怖い。
向こうに引っ張られそう。魂抜かれそう。
洞穴の神様に旅の安全をお祈りします。


竜宮洞穴の名そのもので下から見上げた風景は、まるで海から見上げた世界。
こりゃ凄いな。
上に上がるとあまりの温度差に旦那の眼鏡が真っ白に曇りました。


ここから急な上り坂を登って、紅葉台へ。
あぁ、腿にくるぅ。
今日の野生動物はヘビでした。
突然ダンナが30センチ位ジャンプしてビビッた〜(ヘビ嫌いなので)
連続する急な登りにちょっとバテ気味になってきたのですが、
頭の中になんか突然「コーラが飲みたいっ!」って欲望がムクムクし、
次の休憩所で絶対コーラ!って言い聞かせて前進。


50分位歩いたかな。やっと到着。
紅葉台はさびれた感じのレストハウスがあって、しばし休息。
念願のコーラは残念ながらペプシでしたが、癒されました。
年に数回、この炭酸欲求が出るんですよね。普段コーラなんて飲まないのに。


食後屋上に登りました。(有料、でも子供料金にオマケしてくれた)
するとドドーンっと360度のパノラマ。
あぁーでも富士山が曇って見えないぃぃぃぃ(泣)
晴れていたらホント大迫力ですよ。
展望台からは西湖が見えます。
おーあそこから歩いてきたんだね。
樹海とは良く云ったもの。その名の通り、まるで木々の海。深い。
いやぁ、ここで迷子になったらまず出て来れないな。


紅葉台からは少しペースダウンして緩い方の道で三湖台へ。
その名の通り、3つの湖が見えます。
トレッキングロードになぜか馬のウンコらしきものがあって
不思議だったんだけど、あとで調べたら馬で回るツアーもあるらしい。
いいなぁ。気持ちいいだろうなぁ。


三湖台からはまた登り。登り。
ちょっとキツイ階段状になっている道と緩い道が二股に分かれては
またつながり、それが何回が繰り返されます。
なので元気な時は階段。疲れたら緩い方と選びながら進むことができました。


40分位したら、上から子供の声がしてきて、みんなご飯食べている五湖台に到着〜

私はてっきりここから足和田山を目指すのかと思っていたら、
ここが終点と気づき、ちょっと拍子抜け。
五湖台=足和田山頂上なのね。
なんだよ、赤坂見附と永田町みたいなもんかよ〜。
しかも、ガイドブックに掲載時より周りの杉の木が成長していて
全然眺望が違う〜
もうひとピークを越えると意気込んでいたので、貯めておいた体力で帰りはトレランしましたよ。ダンナ唖然。
が、トレッキングシューズじゃ走りにく〜い。
まだ走れるパワーがあることにちょっと安心。
ダイジョブ。最近ははちょっと色々重なって疲れてただけよね。


帰りの樹海も思いっきり楽しんで、コウモリ穴まで行っちゃいました。
お金取るの???っと思ったけど、意外と300円分しっかり元取った感じ。
休憩含め7時間コースでした。ファぁ〜歩いた〜

そして今晩は猫のお宿へ…ぐふふ。
詳しくはまた明日。