圧巻!


マドンナ、聖子、ときたらユーミンでしょ。
…って本当に私のアンテナ、おゲイの人達と方面が同じです。
今年でファイナルというシャングリラ?観ないワケにはいきません。
凄かったっス。人が飛んだり、落ちたり、回ったり、
陸が一瞬で池になったり、火攻め水攻め、これでもかーって位の
エンターテイメント観させて頂きました
12,000円が安く思えたよ。


残暑の厳しい原宿界隈、似つかわしくないR35の面々が
代々木体育館に流れていきます。
なんかホッとする〜
会場に入ると大きな恐竜の骨のようなものが4箇所にドドーンと。
席を潰してまでして置いてあります。
そして会場の真ん中には土俵のような(もっと大きいけどね)
丸いステージが。これがウワサのアレですか。
15分遅れで始まったステージ。
まず、グランドピアノが登場。
わー、ユーミンの弾き語りなんだ〜
ユーミンはサリバン先生みたいな格好で背筋がスーっとしていて
カッコイイ。
ピアノはスモークを焚いたステージの上を滑るように動きます。
1曲目が終わるとなんとユーミンの衣装が真っ二つにパカーっと割れます。
ビックリ(◎_◎) そして今度は白い細身のパンツの衣装に。
何やら楽しげなお人形が会場のあちこちから登場。
それが水玉ピエロちゃんに変わって、
ステージの真ん中では屏風型に鉄棒がセットされ、アクロバット開始。
す、スゲー、なんだコレ?空中3D交差ですか?
もうユーミンみたらいいのか、サーカスみたらいいのか、
魔女じゃないけど、目が沢山ほしぃっ!!
…って悶えてると後ろからボヨーンってデーッカイカラフル風船が
飛んでくるし。ハイ、仲良くみんなで大玉転がし。楽しいっ!
ステージでは綱渡りが始まっちゃうして、しかーも、人の上に人だよ!
どうなってるの?何コレは。ドラリオンサルティンバンコ


ビックリしてると、今度は空からオレンジ色の輪というか、
公園にあるような円のシーソーみたいなヤツが出てきて
ヒャーそこに3人もいて、ブラブラ空中散歩ですよ。
すごいのは、真ん中の人がその輪の下で脚を180度前後に
スプリットしてその足首だけをあとの二人が持って、
ゆ〜らゆ〜ら揺れちゃうんです。
あとね、ぜーったい良い子はマネしちゃダメなのが、
頭を後ろに倒して首の後ろにスィングのバーを挟んだだけで
ゆ〜らゆら。首だけで全身支えてるの?
地上10m位なんすけど、そこー。
もう驚きの連続で何唄ってたか忘れたよ。ごめん、ユーミン
で、今度は空から輪っかにのって人魚登場。
ヴィルジニー・デデュー様です。


シンクロの世界大会でも本当に美しかったよね〜
水に入ってもいなくても圧倒的な存在感。美しい。
そして水中では彼女の創り出す飛沫のひとつひとつまで
計算されているかのよう。
そして思わず釘付けになる表情。2階席だったんだけどね。
オペラグラスから垣間見えるあの瞳にゾクゾク。
水の中は見れないけれど、きっと水中でもいい表情だしているんだよね、きっと。
シンクロって、ともするとちょっと頑張り過ぎてて滑稽に
見えてしまうことがあるけど、デデューは全然違う。
人魚そのものの滑らかな動き。
水とシンクロしてるのよー。
これだけでも観にきた甲斐があったわ〜


この池の舞台装置もスゴイの。
一瞬で水が消えたり、出たり。
しかも、池の場所によって深さが変わるんだよー。驚愕。
一体、どうなってるんだ。コンピューター制御だとは思いますが
それにしてもこれを考えて実際に作っちゃうなんて凄過ぎ。


あー、スゴイしか語彙がないのがイヤですねー。
でも本当にスゴいんだもん。
ユーミン自身が言ってたけど、これはコンサートでもあり
サーカスでもあり、シンクロでもあり、またどれでもない。
って本当にシャングリラとしか言い様のない舞台。


あー、空中ブランコも見事だったし(空中2回転してパス!)
バラのお花を持ったお人形さんの演技も見事(軟体動物みたい!)
アマゾネス軍団の踊りも良かった〜(加わりたかった〜!)
でも何より私が感動したのは
最後にユーミンが出演者全員の名前をセンターから読み上げたこと。
総勢60名ぐらいのパフォーマーで、ほとんどロシア人。
それを全部フルネームで。何も見ずに。
沢山のアナスタシアと〜〜チェンコ、〜〜コフ。
それを覚えて。これは感動。
嬉しいよ、これは。
ユーミンのシャングリラにかける熱い想いが伝わってきました。


ユーミン演じる女性と人魚は会うことはなかったかもしれないけど、
心の中のシャングリラで(まさに歌詞の通り)かよいあってる、
そして実際のパフォーマー達たちも、仲間たちとそして
オーディエンスとかよいあってるそんな感じの舞台でした。


ウワサ以上のステージでした。
まだまだ若いものには負けませんね。
千秋楽おめでとうございます。お疲れ様でしたー。
私も50歳でもホットパンツが履けるようにガンバロー。