開演40分前に起床?!

かなりムリして取ったチケットなのに、
なんと起きたのが開演40分前！開場ではなく開演40分前よ！
2度寝をしたのがいけなかった。
さすがの私も焦ったね。時計を見て倒れ込む。ガビーン。
『絶対ムリだよ』
『ムダにするのか？あのチケット』
『落ちつけ〜、落ちつけ〜、とりあえず着替えろ』
『化粧は要らんだろ。帽子被ってけ』
5分で着替えて、猛ダッシュ。
腐女子が電車の中で化粧する気持ちがよく分かったが、これだけは絶対にNG。
劇場内は暗いんだから大丈夫、大丈夫。更に目深に帽子を被る。
日比谷に着いてからも猛ダッシュ。階段も一段抜かしよ。
おっ、鍛えた成果が出たか。
そして、冒頭5分程遅れたものの着席することができました。
でも、周りの方々ごめんなさい。
しかし、朝から水を1滴も飲まずに観劇するとは思わなかったよ。
もうちょっと大人になれ。自分。ご利用は計画的にだよ。
マクベスではこんなことにならないように注意しまふ。

そして肝心の武田トート様は…

『武田君って死神っぽいじゃん？』という理由（!?）で演出家さんに声を掛けられたという武田君。
内心ちょっとヒヤヒヤというか、心配しつつ観てました。
電車男でかなり面白いキャラ演じてて今までの武田君のイメージ壊れたんだけど、
エリザベートって正統派ミュージカルって感じだし、
山口さんも内野さんも歌すごかったから。

しかーし、期待以上のエロかっこいいトート様でした。
ゴシック調の衣装がすごく似合う。
衣装替えがいっぱいあって、シースルーあり、素肌にかぎ網のニットあり
はだけだ白い素肌に十字架がキラリ☆
赤いコート姿も良かったね。
黒いマニキュアに指輪も光ってた。
ピチパンをブーツにINしてるのも決まってたね。ブーツはかなり厚底だったけど(^^ゞ

歌もね、頑張ってたと思うよ。
そりゃあ、山口さんやウッチーに比べたら声量とか伸びとかはアレですけど、
エロさは際立ってましたし、武田君ここまでやるんだって驚きました。

感情が分かりやすいのも前出の2人のトートとは違うと思いました。
なんか死神っていうより、人間のやんちゃ坊主に近い。
初めにシシィと出会う場面で、（恋をして）ハッとしてしまうところとか。
皇帝にモロにヤキモチ妬いてしまうところとか。
死神のくせに親しみ易いというか。

本領発揮だなーっと思ったのは、浦井健二君演じる皇太子ルドルフとのキスシーン。
かなり大きい口開けて絡んでました。すいません。こういう所ばっかりガン見して。
昔見たＸファイルで、悪魔が口から魂を吸いとってしまうストーリーがあったのですが、
それを思い出してしまいました。
魂を吸いとっているようにも見えたし、ワル知恵を吹き込んでいるようにも見えました。
（実際、死神にキスされてルドルフは死んでしまう）
ウラケンとの『闇が広がる』はかなりゾクゾクしたなぁ。
馬車もヒラっと乗ってムチを振るってる姿も良かったなぁ。

それにしても安定してる役者さん揃いの舞台ですな。
特にルキーニ役の高嶋兄さん。
ストリーテラーでもあるから出番も多くて大変だと思うけど、
毎回テンポよく分かりやすく進めてくれるよね。
あとゾフィーの寿ひずるさん。
皇太后そのもの。迫力あるわ。拍手がひときわ大きかったように思います。

そして一路真輝さん。
毎回ね、あのラインストーン煌く白のドレス姿見ると鳥肌立つのよ。
細いのに、どこからあんな声が出るんでしょうねー。

カーテンコール4回位ありました。スタオベでした。
人気なんだからもうちょっと長くやってくれたらいいのにぃ。

武田君のトート様を観て、あの子がやったらどうなるかなーなんてちょっと考えニマニマしました。華奢な細目トート様。ダンスはどのトート様よりもキレッキレでね〜